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今回の記事テーマは【肩こり】。非常に多くの方が肩こりにお悩みです。原因は多岐にわたり、筋肉の緊張、猫背、加齢、体調不良など様々。最近は、リモートワークなどでデスクワークの時間が増え、肩こりになりやすい傾向もあります。
そこで今回は、肩こりレベルののセルフチェックと肩こり改善エクササイズ3つ、そして肩こりに潜む意外な病気をまとめてみましたので是非ご覧ください。
肩こりとは、首のつけ根から、肩または背中にかけて、だるさ、重さ、冷え、痛みがあるなどの症状です。随伴症状として頭痛や吐き気を伴うこともあります。また、肩甲骨の動きに関与している筋肉に硬さが出るため、首や肩関節の動きに制限も出ます。
以下の項目に当てはまる数が多いほど、肩こりレベルが高く、症状が深刻です。
【肩こりレベルチェックリスト】
①毎日パソコンを使う(1日2時間以上)
②目の疲れ・渇きが気になる
③スマホ操作やデスクワーク中、気付くと猫背になっている
④身体の冷えを感じることが多い
⑤日常的に運動不足(目安:週3回、1回30分)
⑥どちらかの肩に重い荷物を持つことが多い。また、左右の肩の高さが違う
⑦ストレスを感じたり、緊張することが多い
⑧湯船に浸からず、シャワーだけの日が多い
〈1~2個当てはまる〉
肩こり予備軍。このまま放っておくと、後々肩こりに悩まされそうです。
〈3~5個当てはまる〉
頻繁に肩こりが出現しているのではないでしょうか。日常生活の中で意識的にセルフケアをしましょう。
〈6~8個当てはまる〉
常に肩が凝っていて、頭痛が伴うほどの状態なのではないでしょうか。早急に対策が必要です。
今回ご紹介するエクササイズはどれも座ったままでも行える簡単なものです。日々デスクワークをしている方も、スキマ時間にぜひ行ってみてください。
両手を組み、息を吸いながら手のひらを天井に向けて突き上げます。息を吐きながら体を右に倒し、息を吸いながら正面に戻って息を吐きながら左に倒します。そして、また息を吸いながら元の位置に戻り、これらを左右3回ずつ行います。
胸の前で両手を組み、手の平をこちらに向け、肘を伸ばします。息を吐きながら手の甲をさらに遠くに伸ばし、背中を丸めて肩甲骨を前に引き出します。5回を目安に行います
座った状態でお尻の後ろで手を組みます。息を吸いながら肩甲骨を内側に寄せて、両腕をできるだけ引き上げます。この時、左右の肘を近づけて肩甲骨を寄せ合うこと、顔はやや上向き、骨盤をまっすぐに立てます。そして、ゆっくりと息を吐きながら手を下ろし、顔も正面に戻します。これらを3~5セットを目安に行います。
症状として肩こりが含まれる病気はさまざまあり、意外な病気のシグナルであることも少なくありません。不安な方は下記を一覧を確認し、当てはまりそうなものがあれば早めに医師の診察を受けましょう。
[更年期障害]
閉経の前後、約10年間をさす更年期を迎えると、女性ホルモンのバランスが急激に変化し、心や体にトラブルが起きることがあります。症状には、肩こりや疲れ、だるさ、のぼせやほてり、イライラや不安感などがあります。
[高血圧症]
収縮期血圧140mmHg以上、拡張期血圧90mmHg以上が続く状態です。肩こりや動悸、のぼせ、息切れなどの症状があらわれることがあります。
[低血圧症]
一般的には収縮期血圧が100mmHg未満の状態です 。多くの人が立ちくらみ、めまいを感じます。また、肩こり、だるさ、疲れ、頭痛、寝起きが悪いなどの症状が起こることがあります
[狭心症]
典型的な症状は胸が締め付けられるような痛みですが、関連痛として、肩などの心臓とは別の場所に症状を起こすことがあります。肩こりを突然感じたり、胸の締め付けと同時に肩にも痛みが広がる発作が数分間続いたりすることがあります。
[心筋梗塞]
胸に激痛の発作が起こり、呼吸困難や吐き気、冷や汗などを伴うことがあります。痛みは20分以上続き、激痛は胸だけではなく、肩、腕、胃のあたりに起こることもあります。
[その他]
解離性大動脈瘤、肝臓疾患、胆石症、膵炎、脳出血、脳梗塞、パーキンソン病、視力障害、内耳・外耳などの炎症性疾患、副鼻腔炎、顎関節症、心身症、うつ病など 。
いかがだったでしょうか?肩こりに悩む方は多いですが、簡単なストレッチで改善に向かうことも少なくないので、まずは一つでもストレッチを習慣にしていきましょう。