- おしらせ
今回の記事テーマは【猫背】です。リモートワークやスマホの普及によって猫背の方たちが急増しています。この記事では、あなたの猫背のレベルチェックと簡単にできる対処法をお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。
理想的な姿勢とは、外くるぶしのやや前方(約2センチ)~耳までをつないだ線が、地面に対して垂直であることです。
猫背になると、首肩こり・頭痛・めまい・集中力低下の症状が出たり、見た目に関しては老けて見える・活力がない印象を与えてしまいます。
猫背になると、くびの角度によって首肩の筋肉や関節に大きな負担がかかります(写真参照)。そのため、首肩の痛みやこりが発生しやすくなります。また、緊張型頭痛といわれる筋緊張由来の頭痛が発生することもあります。
猫背だと後頭部と首の付け根が詰まり、頭蓋骨、背骨、仙骨の内部に循環している脳脊髄液の流れが悪くなってしまいます。 脳脊髄液の流れが悪くなると脳圧が上がるので頭痛やめまい、耳鳴りの原因にもなります。
ねこぜによる集中力の低下は、脳の酸欠が原因とされています1。猫背だと肋骨がつぶれた状態になりますが、それは肺が広がりにくいということです。肺が広がらないということは、酸素をたくさん取り込むことができないので、自然と脳や体の各部分の細胞に十分な酸素が行き渡らず酸欠になります。 酸欠になった脳は、集中力や記憶力が低下し、脳も含めた体の各部分は酸欠で疲労が回復しにくくなります。
猫背を改善するためには、姿勢への意識を見直すことが重要です。意識がしやすくなる対処法を以下でお伝えします。
壁に背中を付け、踵・お尻・肩甲骨・後頭部が同時に接するかチェックしてみましょう!
この時、力まず自然に4点が壁に付いていれば、現状での猫背レベルは低いと言えます。
〈こんな方は要注意!〉
・後頭部がつけられない
・後頭部を壁に付けると顎が上がってしまう
・後頭部と肩甲骨を付けると、腰が反っておなかが出てしまう(壁と腰の隙間が3㎝以上)
・4点がつくが、維持するのがやっと
前述にもあるように、まずは壁を使って理想的な立ち方を覚えることです。現状では、間違った姿勢を体と脳が覚えてしまっているので、
壁を使って、4点が接触した良い姿勢を繰り返し覚え、常に理想的な立ち方を意識しましょう。
どんなに意識を高めても、背骨の柔軟性がないと猫背は改善しません。以下の背骨を伸ばすための体操をご紹介します。
・ストレッチポールの利用…下記の写真にあるように乗っているだけでも効果的です。バランスも要求されるので体を支える力もトレーニング出来て一石二鳥です。
・壁に手をついて、胸を落とす…両手を壁につき、腕の間に体を入れ、胸を地面に向かって落としていきます。この時、背中を丸くしてしまうと効果がなくなりますのでご注意ください。
デスクワークやスマホによって気が付いたら猫背になってしまうということも少なくないでしょう。意識的に姿勢を整える効果的なエクササイズを習慣化することで、猫背を予防することができます。今回の内容を日常生活の中に取り入れて、猫背改善につなげてください!