もう限界!!ストレスが引き起こす病気 簡単チェック&セルフケア

ストレスによる健康被害

睡眠障害

ストレスは自律神経の乱れを引き起こし、寝付きが悪くなったり、熟睡できなくなることがあります。

不眠症(insomnia):ストレスによって心が落ち着かず、入眠困難、中途覚醒、早朝覚醒などの症状が現れます。

過眠(hypersomnia):ストレスによって過度の眠気や昼間の居眠りが生じることがあります。

睡眠中断(sleep fragmentation):ストレスによって睡眠が断続的になり、深い眠りや熟睡感が得られません。

免疫力低下

ストレスは免疫機能を低下させ、感染症や病気にかかりやすくなります。具体的なメカニズムとしては、ストレスによってストレスホルモンであるコルチゾールが増加し、免疫細胞の数や活性を抑制することが挙げられます。さらに、ストレスによって体内の炎症反応を調節するサイトカインのバランスが崩れ、適切な免疫応答が阻害される可能性もあります。免疫力の低下は、感染症への感受性が高まるだけでなく、慢性炎症の発症リスクや治癒にかかる時間の延長、健康問題の悪化などにも関連しています。したがって、ストレス管理は免疫力の維持にも重要です。

肥満

ストレスは食欲を増進させ、過食につながることがあります。また、ストレスホルモンが脂肪の蓄積を促すこともあります。また、ストレスが過食や感情的な食事(エモーショナルイーティング)を引き起こすこともあります。これらの食事行動の変化は、カロリー摂取量の増加や不健康な食事の選択につながり、肥満のリスクを高める要因となります。さらに、ストレスは脂肪の蓄積や代謝にも関与しています。ストレスによってストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が増加し、脂肪細胞の増殖や脂肪の蓄積を促進することがあります。また、ストレスによって食事に含まれる栄養素の代謝が変化し、体脂肪の合成や分解が調節されることもあります。

心血管疾患

ストレスは私たちの心疾患のリスクに関与していることが知られています。長期間の慢性的なストレスや急なストレスは、心血管系の機能に悪影響を及ぼす可能性があります。ストレスによって身体の反応が変化し、血圧の上昇や心拍数の増加が起こることがあります。これは、ストレスが交感神経活動を刺激し、血管を収縮させる影響を与えるためです。長期間にわたって高血圧が維持されると、心臓や血管に負担がかかり、心血管疾患のリスクが高まる可能性があります。また、ストレスによってコルチゾールと呼ばれるストレスホルモンの分泌が増加することがあります。コルチゾールは炎症反応を抑制し、血中のコレステロールレベルを上昇させることがあります。高いコレステロールレベルは、動脈硬化のリスクを増加させ、心臓血管疾患の発症につながる可能性があります。

自宅で簡単セルフケア

上記の被害を軽減するために、瞑想、野菜やタンパク質の摂取、鍼灸治療が効果的です。以下に具体的な対策を挙げます。

野菜、タンパク質の摂取

ビタミンやミネラルが豊富な野菜は、抗酸化作用があり、ストレスから体を守ります。特に、ビタミンCが豊富なパプリカやブロッコリー、リラックス効果のあるセロリなどがおすすめです。また、タンパク質は、ストレスホルモンの生成を抑制し、免疫機能を維持します。鶏肉、魚、豆腐、卵などのタンパク質源をバランスよく摂取しましょう。

瞑想

瞑想はストレス緩和や心の平静を促す効果があります。以下に基本的な瞑想の方法をいくつかご紹介します。

心を集中させる瞑想(集中瞑想):静かで落ち着いた場所に座り、目を閉じます。呼吸に意識を集中し、自然な呼吸をゆっくりと感じます。心が他のことに散漫になったら、その思考を静かに受け入れ、再び呼吸に意識を戻します。繰り返し呼吸に集中し、心を静かに保ちます。

マインドフルネス瞑想:心地よい姿勢で座り、目を閉じます。呼吸や身体の感覚、周囲の音や香りなど、現在起こっていることに注意を払います。考えや感情が浮かんできたら、ただ観察するだけで判断せずに受け入れます。繰り返し観察し、現在の瞬間に完全に集中します。

ガイド付き瞑想:オーディオガイドや瞑想アプリを使用して、誘導された瞑想を行います。ガイドの声に従って呼吸やイメージを行い、リラックスやストレス解消を促します。

瞑想は習慣化することが重要です。毎日数分間、瞑想に取り組むことで効果が得られることが多いです。また、瞑想を行う前や後にはゆっくりとストレッチや深呼吸を行うこともおすすめです。自分自身に合った瞑想の方法を見つけて、ストレス緩和や心のリラックスを促しましょう。

鍼灸治療

鍼灸は伝統的な東洋医学の治療法であり、ストレス緩和にも効果があります。

自律神経の調整: 鍼灸は交感神経と副交感神経のバランスを整えることで、ストレス反応を和らげます。

血流の促進: 鍼や灸を用いることで血流が改善され、筋肉の緊張や疲労の軽減に役立ちます。

ホルモンの調節: 鍼灸は内分泌系の調整にも働きかけ、ストレスホルモンの分泌を抑制し、リラックス状態を促進します。

睡眠の改善: 鍼灸は睡眠の質を向上させることが報告されており、ストレスによる睡眠障害の改善にも役立ちます。

まとめ

ストレスは目に見えないので、身体の変化にアンテナを立てておく必要があります。ストレス過剰に早めに気付き、対処していくことで健康を保つことに大きく貢献します。

尾野雄児

Emaps株式会社

尾野雄児

柔道整復師。学生時代より広島県陸上連盟認定のトレーナーとして活躍。広島、山口での臨床現場において9年間、老若男女問わず、幅広いクライアントに真摯に向き合い課題解決のためのサポートを行なってきた。現在は、山口県下松市にて整骨院で患者様の不調、不満、不安に対してサポートを行っている。『地域の方々の動ける身体づくりを応援し、身体も心も健康な社会の実現』をミッションに掲げ、毎月2回の体操教室を通して、健康を発信し地域活性化を目指し活動中。二児の父。広島県出身。趣味はアウトドア、ランニング

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