今回の記事テーマは【ぎっくり腰】についてです。
腰痛は日本人の多くが抱える悩みですが、その中でも突然起こる【ぎっくり腰】は日常生活にも影響を及ぼす重大な症状です。
急に起きてしまう【ぎっくり腰の痛み】を経験した人のほとんどは、もう二度となりたくないと思うのではないでしょうか。
また、治療院や病院に行ったり、重いものを持つ時に気をつけたりといろいろ気をつけていても、癖になってしまっている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は【ぎっくり腰】についてご紹介します。
ぎっくり腰の正式名称は【急性腰痛】と言います。
その名の通り急激に発症した腰痛を指します。
欧米ではその激しい痛みから「魔女の一撃」とも呼ばれています。
実は、ぎっくり腰の多くは『原因不明』であり、
・重いものを持ち上げた時
・布団から起き上がろうとした時
・咳やくしゃみをした時に
・顔を洗おうと前かがみになった時 などに発症します。
発症したばかりの状態を急性期といいます。
この急性期には、痛みの原因となった動作を行うと激しい痛みが伴い、歩く事や姿勢を変える事も難しくなります。
痛む部分を冷やす方が良いと言われています。氷枕などをタオルでくるみ、腰に当ててください。
5~10分くらいで痛みが軽減されてきます。ただし、あまり長い時間冷やすと逆効果になることがあるので注意してください。
急性期に、湿布や痛み止めは使ってもかまいません。
また、コルセットがああるなら巻いた方が楽なら利用してください。傷んだ腰回りの筋肉をサポートしてくれます。急性期を含めて1~2週間くらいコルセットを利用しても、腰の筋力が低下してしまうことはないので安心です。
その後は1〜2週間で痛みが落ち着いていき、徐々に回復していくのが一般的です。
しかし、2週間ほど経過しても痛みが続き、それ以外にも足にしびれが出現して改善されなかったり、肋骨や背骨に響くような痛みが続いている場合には、腰椎圧迫骨折や椎間板ヘルニアの可能性もありますので、専門医の受診をおすすめします。
ぎっくり腰の原因は、
・腰部に負担のかかりやすい動作が多い生活習慣がある
・体幹部の筋力が弱い
・体幹部・下肢の筋力、柔軟性の低さ
・急激な動作
などと言われていますが、主な要因について科学的な論拠は解明されていません。
そもそも『腰痛』は症状であり、明確な原因のある腰痛を【特異的腰痛】、明確な原因のない腰痛を【非特異的腰痛】と言います。
腰痛は腰部の周囲にある組織(筋肉・神経・骨・靭帯・椎間板など)がさまざまな外傷・疾患によって損傷を受けることによって生じてます。
よく「ぎっくり腰は癖になる」と、多くの方々に言われますが、
実は慢性化しやすく2度、3度とぎっくり腰を繰り返し、それがキッカケで更に癖になっていき痛みが悪化する事も少なくないです。
ではなぜ、癖になるのでしょうか?
そもそもぎっくり腰の原因は、腰や殿部周囲の筋肉が硬くなり柔軟性が低下していることですが、この原因が改善されていない限りはぎっくり腰になってしまいます。
つまり、腰や腰を支える筋肉が弱いままだったり、腰に負担をかける体の使い方をしている限りは、いつでも「ぎっくり腰」を繰り返してしまいます。
ぎっくり腰を繰り返さないようにするには大きく3つのことが重要です。
①腰や殿部の筋肉を柔軟にする
②腰を支える筋力を強くする
③腰に負担をかけやすい使い方を改善する
・普段の生活や仕事上、腰の筋肉疲労(重い荷物を上げ下ろしなど重労働)がある方
・普段からの運動不足の方
・座りっぱなしの仕事の方
・姿勢のゆがみがある方
・いきなり大きい負荷が起こりやすい仕事や状況がある方
などに共通していることは、腰や股関節まわりの筋肉や関節が硬くなっており、骨盤と背骨を支える筋力(インナーマッスル)が低下してます。
その結果、ぎっくり腰になりやすく、また再発しやすくなりますので、腰や股関節まわりの筋肉を柔らかくするストレッチや、骨盤と背骨を支える筋力の強化や柔軟性を高まるエクササイズなどがオススメです。
【てあつい】グループでの【ぎっくり腰】の治療は、筋肉の硬さや痛みを【手技療法】や【鍼灸(しんきゅう)治療】、【ハイボルト療法】で改善します。
また、骨盤や背骨のゆがみを【骨格矯正】で根本的に姿勢から改善します。加齢や出産、不良姿勢で低下している深層筋【インナーマッスル】を強化するトレーニングなど
患者様の症状に合わせて様々な角度からご提案させていただきます!
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